前回に引き続き、初心者向けの記事。
今回は投資の心得。
いきなり精神論が出てきて一気に胡散臭くなってしまったが、投資を行うのは機械ではなく人間。
人間には感情がある。
人間である限り感情≒精神を無視することは出来ない。
感情に任せたトレードは破滅への道。
狼狽売り、蝗タワー、天井ではないかと疑心暗鬼になって買いを入れられない、マイルールを守れない等々。
感情をコントロールする者は投資を制する。
ポートフォリオを組むときを想定してみる。
欲望の赴くままにリターンの高いものを組み合わせたポートフォリオを組むのもまた一興。
しかしながら、投資のリターンというのは大抵が過去の結果を数値化したもので、未来も同じような数値に落ち着くとは限らない。
時代に依ってセクター(分野)毎の成長スピードは異なり、例えば近年隆盛を誇ったオイルメジャーや金融業はハイテク産業に遅れをとっている。
当然、今株価も企業も恐ろしく成長しているGAFA(Google、Amazon、Facebook、Appleの頭文字)等も将来は分からない。
個人的にはFに代わってTeslaを入れて欲しい。
身も蓋も無い言い方だが未来は誰にも分からない。
未来が分かれば投資で億万長者どころか兆億長者になれる。
分からないならば何が必要か?
投資の選択に必要なものは、自分を納得させるだけのエビデンス(証拠)を揃えることだ。
投資をするのに他人を説得させる必要は無い。
投資を行う主体である「私」が納得出来るものであれば続けられるし、購入の決断も出来る。
家庭がある人は別か。
エビデンスになるものは比較可能性の考え方からすると、数値化出来るものが好ましいが、傾向や論理を用いてもいい。
兎に角、自分が納得出来ればそれで良い。
権威主義で誰かが薦めたからと盲目的に買った場合はどうだろう。
調子が良いときは問題ないかもしれないが、莫大な含み損を抱えた時、その誰かが責任を取ってくれる事などまず無い。
投資は自己責任と言う。
ならば感情をコントロールし、自分を納得させられる情報を揃え、準備を整えた上で投資をしよう。
S&P500の右肩上がりのグラフと複利の力が結果を後押ししてくれる(はず)。

次回はポートフォリオの組み方、愈々実践的な内容に移る。
コメント