上が日銀が株主になっている企業の割合が高いもののトップ10だ。
日銀はETFを買い入れて間接的に株主になっているのだが、上位は保有割合が20%を超えている。
ファーストリテイリングの2割ともなると驚きだ。
有り得ないが日銀が即座に全ETFを手放せば2割下落させる力を持っていると思うとなかなかのものである。
日銀が保有するETFはTOPIX連動型と日経変動型が多くを占め、先日TOPIX型に軸足を移すような趣旨のニュースが報道された。
個人で買いを入れるよりも遥かに上回る資金力を持つので、日銀が保有していることによる株価の下支えがあるのは間違いない。
但し、過半数を超えるような割合なら倫理的にまだしもあくまでも、ETFという間接的な所持の形を取っているので国は物言う株主にもなれず何も問題は無い。
国民にとっても投資家は当然ながら、投資をしない市井の人達もこの投資に依る利益を享受出来るので決してマイナスだけではない。
日銀の損益分岐点は日経平均2万436円。
含み益は15.4兆円にも上る。
この利益を享受するのは我々国民である。
持ち続けるだけでも配当金があるし、企業のように必要に迫られて売却をすることも考えにくい。
出口戦略など数十年、もしかすると百年早い。
それこそ、人間ならば寿命があり株式で莫大な資産を築いてもそのままでは使えないので出口戦略を考える必要があるが、国家には寿命が無い。(転覆する可能性はあるが)
株式は持ち続けることが勝利への王道だ。
さて何が悲報かというと某ニュースサイトのコメント欄だ。
マネーリテラシーが低い。
絶望した。
大衆迎合主義が進むとこういった意見が力を持つようになるので、多数決と雖も上手く機能しなくなる。
間違っても株式の運用比率を下げるなんてことにならないように祈るばかりである。
資本主義がベターだと思っているので、国民のマネーリテラシーを向上させる為に教育の一環で経済を叩き込むべきだ。
投資をする人間が増えると日銀のETF買入の利益を直接頂ける上に、相対的に日銀の保有割合が減り常識的な数値に収まってwin-win。
投資をしよう。
コメント