SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が2021年2月3日~4日の2日間、30歳~49歳の男女を対象にインターネット調査を行い、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開した。
調査の結果、驚くべき数値が分かった。
50万円以下の層が最も多く、次いで多いのがなんと0円。
約40%もの方が50万円以下の貯蓄しかないのだ。
前回の調査は2019年12月でコロナショック前の時期で、その時と比較して8%程低下しているので10万円の特別定額給付金や外食費・交際費・旅行費等の現象の影響がみられる。
それでも40%という数値はなかなかのインパクトだ。
貯蓄額だと私も100万円以下になることもあるが、それは投資を行っているからだ。
日本での投資の浸透は進んでいるとは言えないので、40%のうち、かつかつの生活を送っている方も結構いそうだ。
こちらは貯蓄額の平均値。
平均値だと突出して資産のある人が少数でもいると平均値を押し上げるので、こういった数値の場合データの信用性が低くなるのだが、このグラフは上位と下位10%の層を除外しているので、ある程度は実態に近い数値になっている。
30代の平均は230万円、40代は364万円。
平均を見ると調整をしてもやはりそれなりの数値になってしまっている。
そして、こちらも前回の調査から大幅に上昇している。
前回の調査では30代と40代でそこまで差が無かったのに、今回の調査では差が大きくなっている。
貯蓄志向の上昇かつ30代と40代の元々の収入差がこの数値の差に出ているのだろうか。
投資を始めれば50万円はあっという間に増える。
単なる預金ではここまで増えない。
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